香港、ステーブルコインライセンス制度開始──暗号資産のハブを目指す取り組みの一環 | CoinDesk JAPAN（コインデスク・ジャパン）

• 香港のステーブルコイン発行者向けライセンス制度が8月1日に施行された。
• 中国の特別行政区である香港は近年、暗号資産（仮想通貨）業界における地位を強化するための措置を講じている。

香港政府が暗号資産セクターでの野心を追求する中、ステーブルコイン発行者向けの規則が8月1日に発効した。

中国の特別行政区である香港は近年、東南アジアにおける暗号資産とWeb3のハブになるという目標を実現するため、業界における地位を強化する措置を講じている。

香港は2年以上前に暗号資産取引所向けの規制枠組みを確立し、2023年にはステーブルコイン規則に関する協議を開始していた。

米ドルなどの現実資産に価値がペッグされた暗号資産であるステーブルコインを規制する法律は、5月に可決された。

香港金融管理局が7月29日に発表したガイダンスによると、ライセンスの申請はこれから3カ月間提出できる。申請を提出した企業は、その申請が検討されている間、1月31日まで事業を継続することが許可される。

先月、約40社がステーブルコインのライセンス申請を待っていると報じられたが、その多くは成功の可能性が低いと見られている。香港金融管理局のCEOであるエディ・ユエ（Eddie Yue）氏は先月、市場が「過度に興奮している」と述べている。

香港金融管理局がライセンスを付与する企業の数は、10社未満になる可能性が高い。